育休明けに職場復帰すると、自分がポンコツになったように感じることがよくあります。
仕事がうまくいかなかったり、家庭とのバランスが取れなくなったりと、ワーママならではの悩みに直面することが多いです。
実際、私も育休明けすぐはポンコツな気がして、モヤモヤとしんどい思いをしました。
しかし、半年ほど経つと徐々に前向きに頑張れるようになってきました。
そこで、私の体験談とポンコツからの脱却への具体的な対策法をご紹介します。
目次
育休明けの職場復帰でポンコツだと感じる理由3つ
育休明けに職場復帰をしてポンコツだなぁと感じる理由を3つあげてみました。
- しょうもないミスをしてしまう
- いろんな記憶が曖昧
- 仕事で気を張りすぎる分、家では疲れ果てる
対策法
対策法としてあげられるのは、3つあります。
- 職場復帰前に上司や同僚と面談し、業務内容や勤務時間の調整を行う
- 自分のペースで仕事に慣れていくことを上司に理解してもらう
- 家事や育児の負担を軽減するため、家族や周りの協力を得る
育休明けの職場復帰は大変ですが、自分のペースで慣れていくことが大切です。
近年よく言われる、ワークライフバランスを保ちつつ、無理しないように気を付けましょう。
多くの人が復職する5月頃からは気温もあがり、温度変化もあいまって体調を崩しやすい季節です。
私の育休明けの職場復帰体験談
私は1人目・2人目のときは1年半、3人目の時は2年、産休・育休を取りました。
2024年4月下旬に職場復帰しました。
私は営業系の正社員で、フレックス勤務(10:00~17:00)で復職しました。
保育園の決定後に職場の上司と面談し、産休前と同じ部署に戻りました。
顧客対応が多い部署で、同じママさんも多いチームなので、理解もあり、協力し合いながら、やれる人がやっていくという風土があります。
育休明けで感じた「ポンコツ」な自分
実際に職場復帰してみると、「周りのワーママたちはこれを当たり前にやっているのに、私ってポンコツだな」と感じることがありました。
具体的には以下のような経験がありました。
しょうもないミスをしてしまう
今までなかったような些細なミスが多発し、余計な時間を使ってしまったことが起こりました。
頭がうまく家庭モードから切り替わらない時もあります。
いろんな記憶が曖昧
2年もの間現場を離れていたため、前はこうだったはずなのに、自信がもてない。
また、法改正やシステム変更などの情報が抜けており、同僚に聞いたりする必要がありました。
何をするにも戻ってすぐは他の人に聞いて、進めなくてはならず、新卒の子かと思うくらいで落ち込みました。
仕事で気を張りすぎる分、家ではダメダメ
業務中は集中して取り組むものの、帰宅後は疲れが出て、家事や育児がおろそかになることもありました。
子どもがわーわーしていると疲れているものあり、気分が落ち込んだり、怒りっぽくなったり。
SNSなどでは、ワーママがテキパキと家事や育児をこなしているように見えて、自分ができていないことに自信をなくすこともありました。
しかし、徐々に慣れていき、前向きに取り組めるようになってきました。
育休明けの復帰は大変ですが、自分のペースで頑張っていくことが大切だと感じています。
仕事に慣れて、他の人に聞かなくてもできるようになると、自分のペースで進められるので少しずつ余裕が出てきます。
ワーママの育休明けの「ポンコツ化」の理由
育休明けの仕事復帰は、多くのワーママにとって大きな挑戦となります。
日々の生活に精一杯で、自分がポンコツだと感じることも少なくありません。
では、なぜ育休明けにポンコツ化が起こるのでしょうか。
マミーブレイン
マミーブレインとは、出産後に見られる一時的な症状で、物忘れやぼんやりした状態が特徴です。
産後の脳の変化が関係していると考えられています。
マミーブレインの期間は個人差が大きく、数か月から1年ほどで回復することが多いようです。
社会からの長期離脱
2年間も仕事から離れていると、業務に慣れるのに一苦労します。
産休前の状態から再スタートできるわけではなく、新しいことを覚えたり、忘れていたことを思い出す必要があり、業務遂行に支障をきたすこともあります。
急激なタスク増
育休中は家事と育児のみだったところ、育休明けは仕事と保育園の送迎が加わります。
いきなり負荷が大きくなり、心身ともに疲れやすくなるのも原因の1つです。
自己評価の問題
自分をポンコツだと決めつけてしまっているだけかもしれません。
ミスをすることもあり、うまくいかないこともあるのは育休明けだけでなく、誰にでもあることです。
周りの人は自分ほど厳しく見ていないかもしれません。
自分の能力を過小評価せず、前向きな気持ちを持つことが大切です。
同僚や家族に自分の印象を聞いてみるのも良いかもしれません。
育休明けの復帰は大変ですが、自分のペースで頑張っていくことが重要です。
その分で、自分が育休明けが終わり、他の人が育休明けの時はとてもやさしくできます。
ワーママの私が育休明けのポンコツ化解消に向けてやったこと
ここからは、実際に育休明けのポンコツ期に私が気を付けていたことを紹介していきます。
メモする!リマインドをかける!
忘れやすい…という症状が多いのであれば、メモは必須です。
頭だけで忘れないようにしても限界があるので、以前にも増して、メモをしっかりとるように気を付けるようにしました。
また、メモやスケジュールに書いても忘れたり、捨ててしまったりしてしまう可能性があるのであれば、
便利ツールを使って、リマインドできるような環境を作ることも大切です。
私は仕事関係のことは、会社で使用しているout lookの予定表に細かい業務も入力し、タスク終了するまで常に嫌でもアラームがなるようにしています。
プライベートではLINEで利用できる「リマインくん」が便利です。
また、 絶対的に日々のタスク量が増えているのは紛れもない事実なので、手を抜ける場所は抜くようにしました。
仕事中はさすがに手は抜けないので、家事や育児で自分が少しでも楽できる方法を考えました。
旦那さんにも家事を分担してもらう
やはり家族の理解は大切です。
また家では頑張らない宣言をすることも大事です!
時短家電・家事楽グッズを導入する
我が家で導入しているのは下記の通り。
・ルンバ
・食洗器
・洗濯乾燥機
子どもが生まれるたびにどんどん増えていっているのですが、
あるとないとでは大違い!
冷凍ですぐ食べれるものをストックしておく
パルシステムが毎週1回来てくれますが、
冷凍食品を中心に頼んでいます。
産地がわかって安心してこどもに食べさせられるし、
冷凍品ならチンしてすぐ出せるので、もう何も作れない時のメインのおかずにしちゃったり。
費用がかかるものもありますが、ワーママが仕事と家庭を両立するためには、お金で時間を買うことも必要です。
乾燥付き洗濯機、食器洗い乾燥機、お掃除ロボット、ホットクックなど、少し値段は張りますが、毎日の家事がこれから何年もの間減ると思えば、思い切って投資をするのもありです。
また、お迎え後は、仕事を終え体力がなくなりかけている状態で、夕飯⇒お風呂⇒寝かしつけとしんどいタスクが続きます。
わが家の場合、旦那の帰宅が遅いことが多く、お風呂・寝かしつけは必然的に私がやらなくてはいけないので、せめて夕食は楽したい時に楽できる状況を作り出しておくと、お守り的な存在となり心の平穏を保つことができるのでおすすめです。
しっかり睡眠をとる
タスク過多による疲れや睡眠不足は思考力低下やミスのもと。
やらなくてはいけないこともたくさんありますが、とにかくしっかり休んで回復に努めるのもワーママの仕事の1つです。
体が資本、無理して倒れてしまうと本末転倒で、仕事にも家事にも育児にも支障をきたしてしまうので、休める時はきちんと休むようにしました。
少しくらい部屋が汚くても、洗濯物が溜まってしまっても、余裕で生きていけます。
自分ではまだ頑張れると思っていても、意外に体や心にダメージは蓄積しているものです。
ワーママの自分時間の大切さ
ワーママは仕事と家事、育児に追われがちで、自分の時間を持つことが難しい状況にあります。
しかし、たまには仕事や家庭から離れ、自分だけの時間を確保することが大切です。
自分時間の過ごし方
- 友人とのランチ
- 一人でのんびりカフェ
- 一人カラオケなど、自分の好きなことを楽しむ
- ママモードから切り替えることで、リフレッシュできる
- 好きな音楽、映画を見る
自分の時間を持つことで、心身のストレス発散につながり、また頑張ろうという前向きな気持ちになれます。
時間とともに慣れていく
育休明けのワーママ生活は大変ですが、時間とともに慣れていくことで、徐々に楽になっていきます。
4ヶ月目ぐらいから少しずつ楽になってきたという経験談もあります。
完璧を求めず、ゆるやかなスタンスで取り組むことが大切です。
先輩ママの話を聞いたり、おすすめの本を読むなど、自分に合った方法を見つけていくことをおすすめします。
おすすめの本
- 「新・ワーママ入門」 - 不安が和らぐと評判
- 「産休・育休中の不安がスーッと解消される がんばりすぎないお仕事復帰BOOK」 - 頑張りすぎない復帰を目指す人向け
- 「ワーママはるのライフシフト習慣術」 - ワーママでも自分らしく生きたい人向け
- 「ワーママが無理ゲーすぎてメンタルがやばいのでカウンセラーの先生に聞いてみた。」 - 復帰早々メンタルがやられている人向け
ワーママは大変な状況に置かれますが、自分時間の確保や、時間とともに慣れていくことで、乗り越えていくことができます。
おすすめの本を参考にしながら、自分に合った方法を見つけていきましょう。